父のセカンドオピニオン
初めてのセカンドオピニオンでは
話の途中で涙が溢れて
何も聞こえなくなった。
「余命1ヶ月。早くて1週間」
それから2年。奇跡の連続だった。
しかし、やっぱりまたこの時がきて…
2回目のセカンドオピニオン。
また同じ苦痛を
父に味わってほしくなくて
自分も感じたくなくて
話を聞く前から怖かった。
「一般的には3,4ヶ月。」
また何も言葉が出なかった。
でも、涙も出なかった。
がんと共に生きる。
生きてほしい。
どうか残された日々が光り輝く日々でありますように。
私達がそうしてあげないといけない。